弛緩性便秘
「慢性・習慣的」に便秘に悩んでいるというあなたは、「弛緩性(しかんせい)便秘」の可能性が高いでしょう。
弛緩性便秘かどうかを判断するために注目したいのは、「お腹」と「便」。
「弛緩」という言葉が表すとおり、このタイプの便秘の人は腸がだらりと垂れ下がっていて、下腹がぽっこり出ている場合が多くなります。
また、便は水分が少なくて硬く、色は黒っぽくなります。
弛緩性便秘のメカニズムの特徴は、排出されない便が腸全体に溜まってしまうこと。
正常な排便のある人では、未消化の便が大腸の上の部分にあるだけで、中盤以降は空っぽになるはず。でも、弛緩性便秘になると、腸が空っぽにならないのです。
これは、腸の筋力が衰えているため、便を前へ押し出そうとする大腸のぜん動運動が弱くなり、食物が腸内に長く滞留するため。
大腸が水分を吸収してしまうのに、排便まで道のりがスムーズでなく時間がかかるので、カチカチに硬い便がつくられてしまい、便秘となるのです。
弛緩性便秘の主な原因は、運動不足による筋力の衰えや食物繊維の摂取不足が考えられます。高齢者、あるいは虚弱体質やお産回数の多い女性に多く見られるのも特徴です。
ここまでに当てはまる要素のある人は、この便秘に応じた対策をとると良いでしょう。
対策1⇒トイレにゆっくり座る時間をつくる。
出なくても構わないので、まずは「排便」を意識する時間を15分ほど持つこと。
対策2⇒腹式呼吸でストレッチをする。
血行を促進することで、内側から腸の動きを活発化。同時にお腹をねじったり、腸の周辺をマッ サージするなど、外側からの刺激を加えることも。
対策3⇒食事で食物繊維やオリゴ糖をとる。
大腸のぜん動運動を活発化します。