同じく「慢性・習慣的」な便秘ですが、これまでに紹介した2つと少しタイプが違うのが、「けいれん性便秘」と呼ばれるものです。
・排便時に強い腹痛を伴う
・コロコロとした小さく硬い便が出る
・下痢と便秘を繰り返す
こうした症状がある場合は、「けいれん性便秘」といえます。今、若い女性の間では、このタイプの便秘が増えているようです。それだけ、仕事や家事、育児に忙しくしているということかもしれませんね。
「弛緩性便秘」と「直腸性便秘」が、大腸が鈍感なために起こる便秘だとするなら、この「けいれん性便秘」はむしろ大腸が過敏に働きすぎるために起こるものといえます。
いずれにしても、排便に大きくかかわる自律神経がうまく働かないと便秘になることに変わりはありません。ただ、ストレスが原因の「けいれん性便秘」は、他の2つのタイプの便秘とは改善策が異なることに注意しましょう。
大腸が過敏になり、ピリピリとした緊張状態にある場合、お腹に刺激を与えるようなストレッチや食事は禁物。
イメージとしては、腸をやさしくいたわるような行動を心がけるようにしましょう。
対策1⇒何よりも心がけるのはリラックス。
気分を落ち着かせるラベンダーの精油を使ったアロマテラピーや好きな音楽を聴くなどしてみましょう。
対策2⇒気持ちもからだも緩める腹式呼吸。
ラクな姿勢で椅子に腰掛けて、あるいは仰向けに寝て、ゆっくりと深い呼吸をすることで自律神経の働きを整えます。
対策3⇒水溶性の食物繊維の摂取。
海藻類やこんにゃくなど、腸を刺激しない食物繊維で、便通を整えましょう。