消化・吸収のプロセスで腸がぜん動運動をするとき、腸の細胞の中では何百という化学反応が、秩序立てて進められていきます。
そんな複雑な動きを進め、腸内の物やエネルギーの流れをスムーズにして、わたしたちのからだを健康に保つのが、「酵素」と呼ばれるたんぱく質。
つまり、消化・吸収の際に働く「酵素」が足りないと、腸のぜん動運動を鈍らせ、腸に便を溜め込んでしまうことになるのです。
「酵素」には、「代謝酵素」と「消化酵素」の二種類があります。便秘解消にとって大切なのは、胃腸の中で食べたものを分解する「消化酵素」。
もちろんわたしたちの体内でも消化酵素はつくられますが、実はナマの食べ物にはすべて酵素は含まれています。
メロンやバナナは、買ってから時間が経つと、熟れて果肉がやわらかくなりますよね?
これは、その果物自身が持つ消化酵素によって分解が進むため。
ただ、酵素は熱に弱く、50~60℃でその機能を失うといわれています。
ナマのままで食べてこそ、消化を助け、胃腸の負担を軽くします。忙しいと、ついつい加工食品に頼りがちですが、野菜にしろ、果物にしろ、魚介類にしろ、煮たり焼いたりせず、新鮮なうちに食べるようにしてみましょう。
日本人は、もともと消化酵素が弱いと言われています。加えて、肉食に偏ると、体内で生産できる消化酵素だけでは間に合わなくなり、腸内に悪玉菌を増やして、便通を悪くするという結果に。
便秘症状を改善し、腸内をキレイに保つ効果のある、消化酵素の多い食材を挙げておきますので、参考にしてみてくださいね。
【消化酵素の豊富な食材】
バナナ、パイナップル、キウイ、大根、タマネギ、ヤマイモ、もやし