「歌う」ことや「笑う」こと以外に、自然と腹式呼吸になる動作があります。
それはヨガ。ゆったりした動作のわりには、意外にカロリーの消費もあって、ダイエットに良いのが女性にとって魅力となっているようです。
ヨガでは、からだ、呼吸、心の3つを同時に動かすことが大切だと言われます。
たとえば息を吸いながら手を高く伸ばす動作のとき。
ただ「腕を伸ばす」のではなく、「手が天井に届く様子をイメージしながら伸ばす」というのがヨガ。こうすると、心と体が一体となり、より高く遠くに腕を伸ばすことができるというわけです。
なかでも、呼吸はヨガの要。からだをしなやかに動かし、ポーズをビシッと決めるためにも、呼吸法をしっかりマスターする必要があります。
そして、そのヨガの基本となる呼吸法が腹式呼吸。
ですから、ヨガのポーズの中には、便秘解消に効果的なものがいくつもあるのです。
ここでは、弛緩性便秘の原因となる胃下垂気味のおなかを引っ張り上げ、下腹の筋肉を鍛えるヨガのポーズをご紹介しますね。
自分が胃下垂気味かどうかの判断は、食べた後のおなかを見ればわかります。おなかいっぱい食事をした後に、みぞおちあたりがふくらむなら正常。おへその下あたりがぽっこり出てくるのであれば、胃の位置が下がっている可能性が高いと言えます。
<逆転のポーズ>
仰向けに寝転び、腰を両手で支えながら、両足を天井に向かって垂直に上げる。その状態で5秒かけて鼻から息を吸いながら、おなかをふくらませ、つま先を伸ばす。
吸い終わったら、今度は5秒かけて息を吐きながら、おなかを引っ込める。同時に、足首を深く曲げてアキレス腱を伸ばす。
ここまでを5セット繰り返します。
胃や腸を“逆立ち”させることで、もとの正しい位置に戻す効果あり。
<弓のポーズ>
うつ伏せになり、足首をつかむ。5秒かけて、鼻からゆっくり息を吸い込み、おなかがふくらむのを確認。
その状態で、弓のようにゆっくりからだを反らせ、5秒かけて口から息を吐く。
これを5セット行ない、5セット目は最後に上体を反らせたまま息を吸い、そのまま5秒息を止めて、おなかに力を入れる。その後、ゆっくり息を吐きながら、腹ばいに戻る。
ヨガの効果を高めるには、機械的に動作を行なうのではなく、力が入っている場所や動いている場所を意識しながら動作を行なうことです。この二つのポーズなら、おなかの状態に意識を集中して行なうと良いでしょう。