何日もうんちが出ていない場合、口から服用する薬だけでは、まったく効果が見られない場合もあるでしょう。
こうしたときは、肛門に近い直腸に溜まった便から水分がなくなってカチカチに硬くなり、「栓」となって出口を塞いでいる可能性があります。
そうなっては、どんな下剤で中から腸に刺激を与えても、肝心のうんちは出てきません。そればかりか、出口のないところで腸のぜん動運動だけが活発化するため、かえっておなかが痛くなって苦しむ結果にも。
ここまで悪化した便秘には、「浣腸」の出番です。より腸に近い肛門からの刺激で排泄を促すのが効果的です。
「肛門」からの液体注入のため、若い女性の場合、「浣腸」というのは抵抗があるかもしれません。
でも、腹痛も起こりにくく、何よりもすぐに結果が出るので、便秘薬のように服用後「いつ便意が来るか」気にする必要がないのがメリットです。便秘薬ではダメだったという人は、是非一度試してみることをオススメします。
医療機関でもやってもらえますが、市販のものもあるので、“自宅でこっそり”も可能です。
手軽にできるスポイト式の「イチジク浣腸」は、腸壁をすべりやすくし、便を柔らかくして排便を促す「グリセリン」を配合してあります。また、注入による刺激で、腸のぜん動運動を高めるので、すぐにやってくる便意に慌てないよう、トイレに駆け込める状況で使用しましょう。
便秘の程度によって内容量を選べること、数百円と比較的安価なことから、試しやすいと言えます。
使用に関しては、以下の点に注意すると、うまくいきます。
・無理に挿入すると、直腸の粘膜を傷つける恐れがあるので、ゆっくりと慎重に注入すること。
・容器のまま40℃くらいのお湯につけて、薬剤を人肌にあたためてから使うと、違和感が少ない。
浣腸で、腸を空っぽにリセットしたら、今度こそ便秘知らずのキレイな腸を目指しましょう! そのためには、腸に良い食事と運動が基本です。便秘解消法の章を参考に、健康な腸を取り戻してくださいね。